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PENの備忘録

主にアドラー心理学。

アドラー心理学の治療技法

このブログは備忘録代わりのメモ書きとなる予定のものだ。
私は、このところ四年ほどアドラー心理学に首ったけになってその理論を学んできた。
だから主にそのことから書き始めてみようと考えている。
ここに記されるアドラー心理学理解は、基本的には日本アドラー心理学会の理解に依拠している。
アドラー心理学は心理治療の技術だ。どんなものなのかと言えば、これは大きく二種類に分かれると思っていて、いわゆる「カウンセリング」心理療法である。
そのいずれもが相談者の日常のエピソードを聞き出し、話の特性から「相談者個人の私的な考えかた」を明らかにして、そこに生じている問題に変化を与えて、解決に導いていく。
一応、おって詳説する予定なのだが、ここで言うカウンセリングとは、荒っぽく言うと「相談者のその場限りの考え方に対応する技術」だと言っていいだろう。
これに対して、心理療法とは「相談者の人生の底流にある考え方に対応するためのより高度な技術」だと言える。
これらの対話技術は、まずは相談者が平静であることを想定している。
そのため、相談者の情緒的な均衡が崩れている(=大きく動揺している)場合には、「危機介入」が必要になると言われる。危機介入とは、要するに相談者を落ち着かせ、話がちゃんと聞き出せるようにする技術の総称だ。
具体的には、相談者の話を傾聴して興奮した状態を落ち着かせたり、事前の薬物療法EMDRTFTなどの専門技法による精神安定を計ったり、あるいはリラクゼーションによって平静状態を作り出すことだ。
この技術は厳密にはアドラー心理学の受け持ちではないのだが、必須の技術であろう。
つまり相談事に動揺が付き物であることを踏まえれば、これは知識をもって併用すべき技術になる、ということだ。